葬儀に贈る供花とは?金額相場や花の種類、札名の書き方、マナーを解説

公開日:

葬儀保険「千の風」にご相談ください

・最高100歳までの保障 85歳10ヶ月まで申込可能

・加入審査も告知だけの簡単手続き

・豊富な13プランを用意 保障は50万円から可能

・死亡保険金は原則翌営業日に、支払います!

もしものときの葬儀への備えなら
葬儀保険「千の風」にご相談ください

サービス内容を詳しく見る ➜

もしものときの葬儀への備えなら
葬儀保険「千の風」にご相談ください

・最高100歳までの保障 85歳10ヶ月まで申込可能

・加入審査も告知だけの簡単手続き

・豊富な13プランを用意 保障は50万円から可能

・死亡保険金は原則翌営業日に、支払います!

サービス内容を詳しく見る ➜

葬儀保険「千の風」のコラムのページをご覧いただきありがとうございます。

葬儀に欠かせない生花ですが、特に葬儀場を飾る供花は、悲しみに暮れる遺族の心を癒し送り主の弔意を示します。失礼のないように宗教や宗派による供花の違いや送るタイミング、金額相場などのマナーチェックしておきましょう。

葬儀で飾られる供花とは

供花は「きょうか」または「くげ」と読み、故人の冥福を祈るために捧げられる生花です。親族の死に疲弊した遺族の心に寄り添う意味合いもあります。

もちろん生花を飾ることで、祭壇を美しく飾る役割ももちます。告別式で祭壇に飾られた生花は、参列者の心をも癒してくれるでしょう。

これら供花は故人の親族や親交のあった方、遠方などで告別式に参加できない方などが送っており、故人への思いが表現されています。

供花の数え方

供花は一つを一基、二つを二基と数えます。そのなかでも左右に一基ずつ配置された供花は一対と数え、一対で贈るのが基本です。

最近は一基のみお供えする方も増えてきましたが基本的には一対で供えるため、一基のみの注文でも受付可能か、事前に葬儀社や生花店に確認しておくとよいでしょう。

供花のスタイル

供花には花籠スタイルと、スタンドスタイルの2種類があります。花籠は生花をバスケットに飾ったもので、お花を台の上に設置しやすいメリットがあります。

スタンドタイプは高さのあるスタンドの上部に生花を飾るため、葬儀場でもひときわ目立ち豪華です。葬儀場ではスタンドタイプの供花が供えられるケースが多く、故人との縁の深さに応じて祭壇奥から手前に設置されます。

設置スペースが狭い場合は花籠タイプを、スペースが広いときはスタンドタイプなど葬儀場の広さに合わせて選ぶとよいでしょう。

供花の相場金額

供花の相場は生花の流通状況や季節などにより変動しますが、一基が約8,000~15,000円、一対になると15,000~30,000円になります。金額に幅がありますが、これは故人との関係性によりさまざまな供花から選べるためです。

故人との関係性に応じて送る供花の大きさやスタンドの段数が変わるため、最適なものを選びましょう。あまりに高額で豪華な供花を選ぶと、周囲とのバランスが悪くなります。

供花を贈る場合は関係性や地域の相場をチェックし、相場に合ったものを送ると無難です。

宗教別による供花の種類

仏教

仏教式の葬式で供花として使用できる花の種類は、菊や小菊、蘭、ユリ、カーネーション、水仙などで、白色の生花を使うのが基本です。

ただ白い花がメインになると色味のアクセントがないため、故人のイメージにあわせて淡いピンクやブルーの花を挿し色として使います。関西の一部地域では樒(しきみ)を用いる場合もあるため、事前に確認しましょう。

仏教式では強い香りを放つ生花や毒やトゲのあるものは不向きとされています。避けておくと安心でしょう。

キリスト教

キリスト教式の葬式で供花として使用できる花の種類は主に、ユリ、胡蝶蘭、カーネーションなどの洋花です。仏教式と同じく白を基調とし、淡く明るい色の色花も使用されるケースもあります。

飾りやすい花籠タイプや花束が好まれますが、キリスト教での供花は遺族を慰める目的で贈られるため、あらかじめ遺族に供花を贈ってもよいか確認するとよいでしょう。

白い花でも、菊はキリスト教ではほとんど使用されません。供花は葬儀会場ではなく自宅に送るケースが多く、仏教では必須の名札も必要ありません。

神式

神式の葬式で供花として使用できる花の種類は皇室の紋章である菊、またユリやカーネーションです。仏教と同じく白い花を主に使用しますが、胡蝶蘭は使わないため注意が必要です。

供花の他に神饌物(しんせんもの、しんせんぶつ)をお供えする風習もあり、酒や米、水、塩、魚、野菜、果物、餅などが供花とともに供えられます。

神式に関する記事はこちらからご覧ください。
参考:「神式葬儀とは?神式葬儀の流れやマナーを解説」

近年では定番の菊やユリ、カーネーション以外にも、故人の好きな花を選ぶケースもあります。

供花に添える礼名の書き方

個人で贈る場合

個人で供花を贈る場合、名札には個人名をフルネームで記載します。「兄・姉」など故人との続柄があっても、それは記入しません。

兄弟、子ども、孫、いとこなど複数の身内で贈る場合

複数の身内で贈る場合は「兄弟一同」や「子ども一同」「孫一同」などと表記します。ただし名前をすべて記入できないケースに限られます。もし2人の兄弟で供花を贈る場合は連名が基本です。名札に書ける名前は3名が限界ですので、それ以上の人数になれば「〇〇一同」にします。

複数の友人で贈る場合

複数の友人で贈る場合は連名で贈ることができますが、3名以上になると名札への記入が難しくなります。そのため友人がまとまって贈る場合は「友人一同」が適しています。もし故人が関係するサークルなどがあれば「〇〇サークル一同」なども可能です。

夫婦で贈る場合

夫婦で贈る場合は、世帯主の名前だけを記入するのが基本です。ただし、配偶者の名前を入れたい場合は、夫婦で連名にすることもできます。

会社から贈る場合

会社から贈る場合は、会社名のみ記載するケースと会社名+代表者名を記載する場合があります。

名札は社名を略さず、正式名称で記載します。特定の部署から贈る場合は会社名の下に「人事部一同」など部署名を記入するのがポイントです。

海外の方が贈る場合

海外の方の場合、名札にアルファベットや横書き表記ができないので注意しましょう。名前はカタカナ表記にします。

供花の注文方法

葬儀社に依頼する

供花を注文するには、遺族が葬儀を依頼している葬儀社に直接注文するのがもっともスムーズです。葬儀社では供花を予算別に紹介しており、問い合わせれば相場や仏教、神教など宗教にあった生花を自由にセットできます。

葬儀社の場合は電話やインターネットなどで簡単に注文でき、告別式が始まる数時間前でも柔軟に対応してもらえるメリットがあります。

インターネットで注文する

供花を専門に手配してくれるサービスも登場しており、インターネットを使えば簡単に注文できるのが魅力です。公式サイトをチェックすることで予算を確認しやすく便利ですし、弔電も一緒に取り扱うサービスもあります。

ただ葬儀社によっては外部からの供花を受け付けていないケースもあるため、事前に受け入れの可否を確認しましょう。

花屋で注文する

供花は花屋で注文することもできます。この場合、豊富な種類から自由に生花を選んでアレンジすることができるのがメリットです。

ただ花屋もインターネットと同様に「外部業者」となるため、葬儀社が受付可能か事前確認は欠かせません。

供花と会場との統一感も重要ですので、あらかじめ会場の雰囲気も確認しておきましょう。

供花を贈るときのマナー・注意点

供花を贈るタイミングに注意する

供花を準備するタイミングですが、早すぎると「事前に準備していた」という悪い印象につながりかねないため注意が必要です。また告別式直前など遅すぎると遺族に対して失礼になります。

供花はお通夜が始まる前までに設置してもらうのが一般的であるため、お通夜当日の午前までに届くようにするのが理想的です。わからない場合は葬儀社に問い合わせましょう。

葬儀社に条件や受け入れ可否など確認をとる

花屋やインターネットで手配した供花ですが、葬儀社によっては受け付けてくれない場合があります。事前に葬儀社に問い合わせ、花屋やインターネット注文の供花を設置してくれるかどうか確認してください。

遺族に確認をとる

供花は通夜や告別式の会場に設置されます。そのため設置スペースがあるかどうかを、遺族に直接確認しておくと安心です。

故人との関係性をわかりやすく記載する

故人との関係性によって祭壇に並べる供花の順番が変わります。関連の強い方の供花ほど祭壇の近くに設置されるのです。

そのため供花を贈る場合は、故人との関係をわかりやすく記載しておくとよいでしょう。

供花以外に葬儀で贈る花の種類

枕花

枕花(まくらばな)は、故人の枕元に飾られる生花を指し、親族や親交のあった方が手配するのが一般的です。訃報を聞いたらすぐに手配し、お通夜が始まるまでの間、自宅に安置されたご遺体のそばに設置されます。

供花と同様に白を基調にした生花を選ぶのが基本ですが、ピンクやパープルなどの差し色を添えた枕花でも大丈夫です。

献花

献花とは、告別式会場に準備された生花です。参列者が故人に向けて、一人一本ずつ献花台や棺に供えていきます。

花輪

花輪とは、葬儀会場の外に設置されるスタンド式の大型花輪です。入口付近に飾られ目立ちますが、設置スペースが必要なため都市部では減少傾向にあります。

サイズが大きいため団体や親族代表、会社などから贈られることが多く、大型葬では欠かせません。

供花に関するよくある疑問

香典と供花どちらを送るのか

香典を送った場合、さらに供花を送る必要はありません。香典か供花のどちらかを選べばよいです。

もし遺族が香典の受け取りを辞退された場合、供花を送ることで弔意を示すとよいでしょう。

供花の準備が通夜に間に合わなかった場合

供花が通夜に間に合わなかった場合、遺族の自宅に直接供花を送ります。自宅の場合、場所をとるスタンドスタイルではなく、飾りやすい花籠スタイルがよいでしょう。

供花は四十九日までに送るのがマナーなので、時期を外さないように注意してください。

葬儀に呼ばれていないが送ってもよいのか

葬儀に呼ばれていない場合は送らないほうが無難です。故人と関連がありどうしても送りたい場合は、事前に遺族と連絡をとり許可をもらうことでトラブル防止になります。

もらった供花のお返しは必要か

供花のお返しは、供花の半額から三分の一の金額が目安になります。「返礼不要」のメッセージがなければ、お返しをするのが一般的です。

四十九日があけてから、香典返しと同じタイミングでおこないます。返礼品にはお菓子やお茶、洗剤、入浴剤などの「消えもの」が最適です。

まとめ

供花は故人の冥福を祈ると同時に遺族の心を癒し、葬儀会場を美しく飾る役割もあります。葬儀社に直接注文する、花屋やインターネットサービスを使うことで供花を送ることができます。

ただし、供花を送る場合は事前に遺族や葬儀社と連絡をとり、会場の広さや受け入れの可否などを確認するとよいでしょう。一方的な行動は遺族への負担になるため注意してください。

送る際のマナーや相場などを正しく知ることでトラブルを防ぐことができます。今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてください。

Secured By miniOrange