エンバーミングは必要?費用やメリット・注意点を解説

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葬儀保険「千の風」のコラムのページをご覧いただきありがとうございます。

エンバーミングは遺体の腐食を防ぎ生前の面影を残したまま、10~14日程度保存できる技術です。日本では阪神淡路大震災をきっかけに注目されるようになりました。エンバーミングの内容や費用、メリット・デメリットをチェックしてみましょう。

エンバーミングとは

エンバーミング(遺体衛生保全)とは、遺体の腐敗を防ぎ衛生的に保存することです。エンバーミングを施した遺体はドライアイスを使うより長く常温で保存でき、腐敗や遺体からの感染の心配もありません。また腐敗処理や消毒だけではなく、遺体の損傷個所があれば修復もおこないます。

エンバーミングでおこなう内容と所要時間

まずは全身を消毒液で拭き損傷個所を修復したあとに、遺体の血液を防腐剤と入れ替えて再び洗い清めます。血液と防腐剤を入れ替えるときに遺体を一部切開するため、傷を縫い合わせるケアもおこないます。

遺体の処理が終わると衣装を着付け、死化粧を施して納棺まで実施します。納棺後は遺体を自宅や葬儀会場へ搬送します。

エンバーミングに必要な時間は約3~4時間ですが、搬送にかかる時間も考慮しましょう。

エンバーミングの保存期間

エンバーミングをすることで、約10~14日間、遺体を常温で保存できます。エンバーミングではなくドライアイスで保存するケースもありますが、その場合はドライアイスが接触した箇所が黒ずむなどのトラブルが発生する場合もあるため注意が必要です。

エンバーミングにかかる費用

エンバーミングにかかる基本的な費用は日本遺体衛生保全協会(IFSA)によって決められており、どのセンターで受けても大きな差はありません。費用は約15~25万円ですが、遺体の損傷が激しい場合は修復費用などが加算される可能性もあります。

また、エンバーミングセンターと葬儀会場や自宅などの搬送先が離れている場合、搬送代が高くなってしまうためことがあるため注意が必要です。

エンバーミングが必要となるケース

遺体の損傷が激しい場合

交通事故や災害などで顔に損傷を受けると、生前の面影とかけ離れてしまうこともあり、遺族が精神的ショックを受けてしまう可能性があります。長い闘病生活で顔がこける、またはむくむのも同様です。

軽い修復のみでは対応しきれないくらい遺体の損傷が激しい場合は、エンバーミングが必要になります。エンバーミングで使用する防腐剤は着色されており、血液と入れ替えることで自然な肌色を再現可能です。

火葬まで日数がかかる場合

火葬まで日数がかかる場合、遺体の腐敗を防ぐためにはエンバーミングが有効です。冷蔵庫やドライアイスで保存することもできますが、腐敗を防ぐまでは難しいため、エンバーミングを選ぶと安心です。

エンバーミングでは遺体を長期間常温で衛生的に保存できます。最近は都市部などで火葬の予約が取りにくくなっているため、エンバーミングを依頼するケースも増えています。

海外から遺体を搬送する場合

航空機では遺体保存のためにドライアイスを使用できないため、遺体の腐敗を防ぐためにエンバーミングが必要になります。海外から日本へ遺体を空輸するだけではなく、日本国内で亡くなった方を海外に搬送する場合にもエンバーミングがおこなわれます。

エンバーミングのメリット

感染症や匂いを防ぐ

エンバーミングでは遺体の血液を防腐剤と入れ替えるため腐敗を抑えることができ、細菌による感染症の防止が可能です。また雑菌が繁殖することで発生する腐敗臭などの匂い対策にもなります。

生前の頃の姿で見送れる

防腐剤には着色料が添加されており、注入することで表情や顔色が良くなります。また顔に傷などがあれば修復されるため、元気な頃の姿で見送ることができ、遺族の心理的負担を軽減できる点がメリットです。

子どもが遺体と対面するときも生前の姿が再現されていれば、遺体への恐怖感を払拭できる場合もあります。

遺体を冷却する必要がなくなる

エンバーミングの処置をおこなうと、ドライアイスによる冷却は必要ありません。ドライアイスを使用すると1日に8千円から1万円の費用がかかります。

長期間ドライアイスを使用する場合は、ドライアイス代よりエンバーミング代のほうが安くなるケースもあるようです。またドライアイスは遺体の腐敗を完全に防ぐものではないため、長時間使用すると衛生面も心配になります。

時間を気にせずにお別れをできる

エンバーミングを施すと、遺体を常温で2週間程度保存できます。そのため葬儀の日程を急ぐ必要がありません。

親族が遠方に住んでいる場合、ご遺体と対面するまでに時間がかかりますが、エンバーミングを利用すれば時間が経過しても生前の姿を維持できます。時間を気にせずゆっくりお別れできる、生前の面影を再現できるのは大きなメリットです。

エンバーミングのデメリット

安くない葬儀費用に上乗せで費用がかかる

国内ではエンバーミングが一般化されているとはいえません。そのため葬儀費用にエンバーミング代が含まれているケースはほとんどありません。

高額な葬儀費用に、エンバーミング代が加算されるため費用が高くなるのがデメリットです。遺体の状態によってはエンバーミング代に修復費用が加算される可能性もあります。

処置に時間を要する

エンバーミングは葬儀社ではできず、専用施設であるエンバーミングセンターまで移動させる必要があります。遺体の移動や処置に時間がかかる点に注意してください。

エンバーミングの流れ

葬儀社に依頼し必要書類を準備する

まずエンバーミングの依頼が可能な葬儀社を選び、必要書類を準備しましょう。必要な書類は「死亡診断書(死体検案書)」のコピーと「エンバーミング同意書」になります。

ほかにも生前の肌色や面影に近づけるため、故人の写真があると参考になるでしょう。衣装も着せてあげたい洋服などがあれば持参します。

遺体を搬送する

遺体はエンバーミングセンター(専門施設)に搬送します。この搬送費用はエンバーミング料に含まれていないため、事前に金額を確認しておきましょう。

エンバーミングをおこなう

「2. エンバーミングでおこなう内容と所要時間」で説明した通り、遺体を消毒液で清拭し、体内から血液を抜きながら防腐剤を注入します。防腐剤が毛細血管まで行きわたると、防腐剤に含まれた着色料により皮膚に赤みがさし生前の面影がよみがえります。

処置が終わると損傷個所を修復し、再び全身洗浄を実施します。

着替え・死化粧をして搬送

遺族が衣服を用意していれば、その衣装を着せます。最後に髭剃りや死化粧をして、故人の顔を整えれば終了です。その後、自宅または斎場に再び搬送します。

エンバーミングの注意点

遺体にメスを入れる必要がある

保全処理をおこなう際にメスを入れる必要があるため、事前に親族で相談しておきましょう。体内の残存物や体液なども抜き取るため「遺体を傷つけたくない」と考える方にはおすすめできません。

エンバーミングに立ち会うことはできない

エンバーミングは専門施設でおこなわれるため、遺族は立ち会うことができません。どのような処置をするのか心配、という方は、事前に処置の内容をしっかり聞いて納得する必要があります。

依頼業者は慎重に選定する

エンバーミングセンターを所有する葬儀社は数が限られます。そのため葬儀社から専門業者に依頼するケースが多いでしょう。

ただ専門業者にも24時間対応の可否、実績数、手続き代行の可否などさまざまな差があります。一般社団法人日本遺体衛生保全協会(IFSA)の会員になっているかどうかなどの点も考慮するのもおすすめです。

エンバーミングができないケース

腐敗の進行などで皮膚の状態が悪く、エンバーミングの効果が出ない場合

血液と着色された防腐剤を入れ替えることで、遺体が生前の赤みを取り戻すのがエンバーミングのメリットですが、腐敗が進行すると皮膚が黒く変色し効果が出なくなります。

腐敗が進んでいない場合でも、重度の火傷や皮膚病などで皮膚の状態が悪化した場合も効果がありません。

特定感染症や移動制限のある感染症にかかって亡くなった場合

特定感染症(クロイツフェルトヤコブ病)で亡くなった方の場合、エンバーミングができません。また遺体を専用施設に移動させるため、遺体が移動制限のある感染症にかかっている場合も不可です。

この場合、一類~三類の感染症が該当します。例えばエボラ出血熱、ペスト、ラッサ熱、結核、コレラ、SARS、腸チフス、細菌性赤痢などになります。

エンバーミングに関するよくある質問

湯灌との違い

湯灌とは、納棺の前に故人の身体をシャワーや浴槽で洗い清めることです。湯灌の主な目的は遺体の身なりをととのえるため、また「現世での汚れや垢をきれいに洗い流すため」など宗教上の理由でおこないます。

エンゼルケアとの違い

病院で息を引き取った場合、エンゼルケアは看護師がおこないます。全身の清拭やエンゼルメイクなどを実施します。

エンゼルメイクは生前の血色に近づけるよう、肌の保湿や化粧を施すことです。体外に体液が流れ出ないように、口腔ケアや鼻のケア、口のなかに詰め物を入れることもエンゼルケアの一種になります。

エンバーミングは法律的に問題ないのか

エンバーミングは遺体を傷つけるため、死体損壊などの法律に抵触するのではないか?と心配になる方がいるかもしれません。IFSA(一般社団法人 日本遺体衛生保全協会)では公式に、エンバーミングは刑法などの法律に一切抵触していないことを表明しています。

IFSAではエンバーミング実施の基準を決め、公認施設では適切な処置がなされているとしています。そのため法的な問題はありません。

まとめ

遺体の損壊が激しい、火葬まで時間がかかる、親族が遠方に住んでいるなどの事情で、遺体を生前の状態のままとどめておきたいときは、エンバーミングが最適です。ただ葬儀関係の費用は決して安いとはいえず、そこにエンバーミングの費用が加算されると満足できない葬儀になるかもしれません。

お葬式では急にお金が必要になることも多いため、できれば事前に準備しておくとよいでしょう。

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