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独身も終活が必要?身寄りのない方が終活ですべきことを解説

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葬儀保険「千の風」のコラムのページをご覧いただきありがとうございます。

終活は独身・既婚を問わず誰でもやるものです。
特に身寄りのない独身の方は終活をすることで、死後のトラブルを避けることができるでしょう。

では独身の方はどのような終活を実施すればよいのでしょうか?
本記事では、独身の方が終活ですべきことを解説していきます。

終活とは?

終活とは、人生の終わりを見据えてどのように生きたいかを考え、実際に行動することです。
具体的な行動は人によって変わりますが、身の回りにあるものを処分する、遺産相続の準備をするなどがあげられます。

ただ実際に行動するとなると心身ともに消耗するため、終活はできるだけ体力のあるうちに始めるのがよいでしょう。
ここからは一般的な終活でやることについてみていきましょう。

一般的な終活でおこなうべきこと

遺言書を作成する

遺言書は「本人の手元に残った財産をどう分配するか」あらかじめ決めておくものです。
そのため遺言書の内容は相続や財産の処分に関することがメインになります。

誰にどれだけの財産を相続させるのか指定できますし、法定相続人以外の方にも遺贈可能です。
子供の認知や遺言執行人の指定などもできます。

エンディングノートを作成する

エンディングノートは終活ノートとも呼ばれ、万一のために家族や友人の残しておきたいメッセージや希望などを書き記したものです。
遺言書のような法的拘束力がないため、書き残したことが実現されるわけではありません。

ただノートを読むことで本人の残した財産状況や介護や延命措置に関する希望、葬儀に呼んでほしい方などを知ることができます。

身辺整理・断捨離をおこなう

身の回りのものを整理しておくことで自分の所有物の把握ができ、価値のあるものや家族に残しておきたいものを選別できます。

必要ないものを処分すれば、家族の負担も軽減されるでしょう。
所有物を知ることで不必要な買い物を避けることもできます。

財産・データの整理をおこなう

洋服や貴金属類だけではなく、パソコンやスマートフォンにあるデータの整理も必要です。
ログイン情報など大事な内容はエンディングノートに記載しておくとよいでしょう。

ネット銀行やネット証券会社にある資産も整理の対象になります。
エンディングノートに書いて資産状況を明記するか、解約などの対応が必要です。

周囲の方とコミュニケーションを取る

周囲の方とコミュニケーションをとって、困ったときに頼れる方を作っておくと安心です。

高齢になり仕事を辞めると、とたんに人との交流が減ることも珍しくありません。
仕事以外にも趣味の活動や地域活動、ボランティア活動などをとおして、人とのつながりを持っておくとよいでしょう。

独身の終活でおさえるべきポイント

身元引受人を見つける

身元引受人とは、本人の身元を引き受ける方をさします。
介護施設や病院などに入る場合、手続きや介助、退去時にサポートをします。

もし身元引受人が見つからない場合、身元保証サービスを利用しましょう。
費用は約40〜50万円が相場です。

成年後見制度・財産管理等委任契約を検討する

成年後見制度・財産管理等委任契約も本人にかわって財産を管理してもらう制度ですが、両者には違いがあります。

成年後見制度は精神上の障害がないと利用できないですが、財産管理等委任契約は利用条件がないためすぐに制度を利用できます。

費用は成年後見制度が約2〜6万円、財産管理等委任契約は約3〜5万円です。
ただし司法書士など専門家のサポートが必要な場合は別途費用が必要です。

死後事務委任契約を検討する

死後事務委任契約とは、本人が亡くなったあとに葬儀や納骨、埋葬、諸手続きを第三者に任せることです。
葬儀関係だけではなく関係者への連絡や遺品整理、残されるペットのお世話などもお願いできます。

費用は契約内容により変わりますが、約100〜150万円が相場です。

葬儀・お墓の生前契約を検討する

死後を見据えて葬儀やお墓の生前契約をしておくと安心です。
葬儀をおこなうとなると、家族には金銭的負担が発生します。
生前に葬儀の規模や葬儀場を指定できるため、本人の希望にあった葬儀が実現します。

費用も事前に支払っておけば家族の負担が発生しません。
お墓もあらかじめ契約することができます。

福祉制度について調べておく

終活時に住んでいる自治体の福祉制度を理解しておけば、将来困ったときにも安心です。
終活に関する相談、有料の終活支援サービスについて情報収集しておきましょう。

介護サービスが必要になれば、市役所や社会福祉協議会に問い合わせるとよいでしょう。

家が空き家になる場合は対応を検討する

故人の死後に家が空き家になってしまう場合は不動産の方と相談するなど、生前に対応を検討しておきましょう。
空き家のままにしておくと不審者の侵入や雑草、悪臭、景観の悪化の原因になります。

老朽化すると台風などで倒壊するおそれもあり、近隣住民に迷惑をかけるかもしれません。
空き家になりそうなときは事前に不動産会社に相談して売却する、などの対応が必要です。

ペットのもらい手を見つける

ペットがいる方はペットのもらい手を検討する必要があります。
亡くなった方の部屋に入ったら、犬や猫がいたということも珍しくありません。
本人が亡くなった場合、親族に引き取ってもらえるようにあらかじめ相談しておきましょう。

引き取り手が見つからない場合は、ペット後見互助会などに加入して備えましょう。
費用は1頭約100万円に別途飼育費用などがかかります。
契約時に費用や条件などを確認しておくと安心です。

年代別の終活ポイント

30代

30代から終活を考えるのは少し早いような気がしますが、高額な買い物に対して長期ローンが発生する可能性があるため、将来をみすえて人生設計をしておきます。

また今ある財産や負債を把握することで、将来かかる費用に備えるきっかけができます。
現状を知ることで老後に向けて貯金を始める、将来に向けてやりたいことリストを作成するなど、今後の人生にむけて積極的に考えることができるでしょう。

40代

40代は体力があるため断捨離に適した時期です。
身の回りのものの整理や、保険の見直しをし始めるとよいでしょう。
不必要なものは処分だけでなく、フリーマーケットで売る、友人に譲るなども1つの方法です。

いらないものを捨てるだけではなく、老後に備えて資産運用などを検討するのも一つの手段です。

堅実な資産運用には時間がかかるため、40代のうちに考えておきましょう。

50代

病気リスクが低くまだ体力のある50代は、終活にもっとも適した年代となります。
断捨離やエンディングノートを作成することで、これからの人生をどう生きていくか考え直してみましょう。

老後2000万円問題もあり、金銭的な計画を立てるタイミングにもなります。
歳を重ねると環境が変わるため、定期的に終活を見直すのもおすすめです。

独身が終活するメリット

老後の不安の解消や人生を考え直すことができる

終活をおこなうことで、自分が亡くなったあとや老後に起こる問題に事前に備えられます。
また断捨離をすることでそれまでの人生を振り返り、将来に向けて考えるきっかけになるでしょう。

死後のことを考えて遺言書を作成したり、生前墓や葬儀の準備をすることで、安心して生活できます。

自分の死後、周りの方の負担を軽減できる

家族がなくなると、遺族は葬儀や納骨、死後の事務手続きなどで心身ともに消耗します。
もしエンディングノートがあれば、本人の希望を知ることができ対応がスムーズになるでしょう。

隠された財産や負債も明らかになるため、遺産相続でもめる可能性も低くなります。

まとめ

死後を見据えた終活で、家族に対する負担を軽くすることができます。
また人生の最後に備えておけば本人の気持ちも楽になるでしょう。

終活の一つとして自分の葬儀についても考えておくとよいでしょう。葬儀にはまとまったお金がかかるため、葬儀の準備として葬儀保険を検討してください。
一般的な生命保険よりかけ金が安く、医師による審査も不要で高齢になっても申し込めます。

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