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葬儀保険「千の風」のコラムのページをご覧いただきありがとうございます。
テレビやラジオなどで、樹木葬や納骨堂などのCMが頻繁に流れており、一昔前より生前墓に対するハードルがさがっているようです。
本記事では、終活の一環として注目されている生前墓について説明しています。
目次
生前墓とは、生きているうちに建てる自分のお墓のことです。
縁起が悪いと考える方もいるようですが、現在この生前墓を検討する方が増えてきています。
一体なにが多くの方を惹きつけるのでしょうか?まずはそのメリットからご紹介しましょう。
本人が亡くなる前にお墓を建てておけば、家族の負担を軽減することができます。
家族が亡くなるとお墓を建てるための土地や石材店を探さなければなりませんが、さまざまな手続きや片付けなどで時間がとれない可能性もあるでしょう。
費用もかかるため金銭的な負担も重荷です。
もし生前墓を用意すれば、お墓にかかる時間や費用をカットできます。
生きているうちに時間をかけて、お墓の場所やデザインを自由に選べるのは大きなメリットです。
家族に希望を伝えても、必ずしもそのとおりになるわけではありません。
場所や墓石のデザインなどを自分の目で確認しておけば、満足できる生前墓が実現するはずです。
特にこだわりのあるお墓を希望する方は、生前墓を検討しましょう。
仏壇やお墓などは祭祀財産と呼ばれ、相続税の対象にはなりません。
家族に「このお金で墓を建ててほしい」と金銭を渡すと、それは相続税の対象になります。
生きているうちにお墓を建てれば、家族に余計な相続税が発生することはありません。
生前墓を建てるためには、お墓を相続する家族(祭祀承継者)との話し合いが必要です。
どこにどのようなお墓をつくるのか、管理方法やその費用などを話し合うことで、本人の意思を家族に伝えることができます。
葬儀や財産のことなども話せるかもしれません。
生前墓をきっかけに、家族との意思疎通がはかれます。
お墓は建てて終わりではありません。
放っておくと雑草やカビが生えたり、墓石が汚れてしまいます。たとえ遺骨が入っていない状態でも定期的なメンテナンスが必要です。
市町村が運営している公営霊園の場合、遺骨を納めることが前提になっている場所があります。
生前墓が建てられない土地があるため、事前にしっかりチェックする必要があるでしょう。
民間霊園や寺院墓地であれば生前墓に対する規制はありませんので、これらの土地を探すとよいでしょう。
お墓を建てるとそれがたとえ遺骨が入っていない状態でも、定期的に掃除やお墓参りをする必要があります。
墓地管理費がどれだけかかるのか、事前に確認しておくとよいでしょう。死後は家族が管理費を負担することになります。
管理費の相場は年間1万円前後です。家族と一緒に管理費を確認し、納得のいくところを選択しましょう。
継承墓とは、先祖から子孫へ代々引き継がれていく一般的なお墓を指します。
お盆やお彼岸、法要などで、家族そろってお墓参りをした方もいらっしゃるはずです。
亡くなった方の名前や〇〇家の墓といった名前を墓石に刻み、丁寧に管理や供養できるのが魅力です。
納骨堂は故人の遺骨を納めるための屋内施設で、骨壺のまま指定されたスペースに安置します。
個人はもちろん夫婦や家族全体で使用でき、費用も10~100万円とお墓を建てるより安いのも魅力です。
遺骨をきまったスペースに納骨するため、お墓の集合住宅のように感じられるかもしれません。
永代供養墓は、家族に代わって霊園や寺院が管理や供養をします。お墓をつくらないため、管理費やメンテナンス費用は発生しません。
ほかの方の遺骨と一緒に供養する合祀型や、個人個人わけて管理する個別型があり、管理方法により費用が異なります。
大きな樹木を中心にお墓をつくり、そこに遺骨をおさめる形式です。
墓石が不要で納骨スペースも少ないため、継承墓よりも安く埋葬できます。
一度埋葬すればメンテナンスや管理も必要ありません。
費用を抑えたい方にピッタリです。
希望にあった墓園や納骨堂などを調べ、気になる施設があれば資料を取り寄せましょう。
Webサイトを開設している墓園も多く、資料請求のハードルは高くありません。
墓石が必要であれば、同時に石材店の情報も集めておくとよいでしょう。
実際に現地に足を運び、自分の目で確認します。
自宅から現地へのアクセスのしやすさ、きちんと管理されているかどうか、担当者の対応などをチェックしましょう。
このとき管理費や管理方法、経営母体なども確認しておくと安心です。
現地を見て内容に納得できたら申し込みをおこないます。
永代使用料や管理費などを支払い、住民票など必要な書類を提出すれば墓地の使用が認められます。
石材店と打ち合わせをしながら、お墓のデザインや彫りこむ文字、石材の色や種類などを決めていきます。
見積もり金額に納得できたら契約です。墓石の設置は2~3ヵ月で完成します。
自分が亡くなったあとのお墓の管理や場所など、独断で進めるとあとでトラブルになる可能性があります。
また、お墓の管理を引き継ぐ家族が納得できないままお墓をつくってしまうと、管理費など家族の負担が増える、お参りしにくいなどトラブルになる可能性があるため、家族とよく話し合っておきましょう。
お墓をローンで購入し費用を完済する前に亡くなった場合、残りのローンは遺族や保証人が支払うことになります。
生前墓のローン残高は債務控除の適用外なので節税効果が少なく、遺族の金銭的負担も問題です。
契約前にローンの期間を確認し、家族とも話し合っておくとよいでしょう。
亡くなる前にお墓を建てることは縁起が悪いと言われていました。
ところが現在は生前墓を建てることで「死んだあとも安心できる・イメージどおりのお墓が建てられて良かった・大きな使命を果たした」など、充実感や達成感・安心感を覚える方も多いようです。
昔ほど生前墓の悪い印象はなくなってきています。
生前墓建碑式で包む金額は一般的に3万円です。
さらに別包でお車代を1万円用意します。包む封筒の種類や表書きは、建碑式の時期や地域によって違いがあります。
一般的に建碑式は慶事となりますが、お墓に入る故人が亡くなったばかりであれば弔事となるため、不祝儀袋を使います。
昔は悪い印象があった生前墓ですが、今は将来に対する安心感や人生への達成感のために建てる方が増えています。
遺族の負担軽減のためにも生前墓を検討してみてはいかがでしょうか。
自分の死後の遺族の負担というと、葬儀費用があげられます。
遺族に負担をかけずに自分の葬儀費用は自分で用意したい方におすすめしたいのが、葬儀保険です。
毎月わずかな保険料で葬儀費用をカバーでき、将来に備えられるので安心です。
葬儀保険「千の風」では、豊富な全13プランをご用意しており、一人一人にあったプランのご提供が可能です。
今回を機に葬儀費用の準備について今一度考えてみるのはいかがでしょうか。
老後の備え・費用でお悩みの方は葬儀保険「千の風」までお問合せください。
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