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念仏とは浄土系諸宗派の「南無阿弥陀仏」を唱えること、
題目(だいもく)とは法華宗(日蓮宗)で唱える「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」の七字のことを指します。
念仏は心中に仏の姿やその功徳を想い念ずることで、声に出して仏の名を唱えることを、称名(しょうみょう)念仏といいます。
西方十万億土の極楽浄土の主、阿弥陀仏に救済を願い、阿弥陀仏に帰依するという意味で「南無阿弥陀仏」と唱えるのです。
この念仏に対し、日蓮の法華宗でいう題目は経典の表題のことで、法華宗の場合は妙法蓮華経(略して法華経)のことをいいます。
日蓮は、法華経こそが絶対の真理を説くものであるとの確信を得て、その経題に帰依の意で南無を冠し、「南無妙法蓮華経」の五字七字を題目としました。
それを唱えれば釈尊(釈迦牟尼)の功徳を自然にゆずり受け、成仏できると説きます。
なお、念仏と題目の両者に共通している「南無」は、梵語の“ナマッハ”を音写したもので、その意味は「敬礼(きょうらい)」のことです。
ナマッハは次に有声音がくる場合は“ナモー”と発音することもあり浄土真宗の念仏は、しばしば“ナモアミダンブー”と発音されていることもあります。
因みに、真言宗の「南無大師遍照金剛」は真言を唱えるといい、禅宗系の「南無釈迦牟尼仏」は単にお唱えというそうです。
激励の意で用いるのは誤りです。
本来の意味は,“自分の主張や考えを、広く人に知らせて同意を求めること”ですが文化庁の日本語に関する世論調査によりますと74%の人は“元気のない者に刺激をあたえて活気づけること”と理解していたそうです。
また、“物事の肝心な点を確実にとらえること”の意味で使う慣用句を選ばせる設問に正解の「的を射る」は39%で「的を得る」と答えた人が54%もいたそうです。
普段何気なく使っている慣用句ですが、意味を間違えて覚えてしまっている方も多そうですね。