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袈裟と御布施|ベル少短 かわら版 VOL.1

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連載にあたって

現代人は語源など考えることなく言葉を使うようになりました。
おかしな言葉だなと思うことはあっても、世の中に通用しているからと、そのまま使っている人がけっこう多いのではないでしょうか。

何気なく使っている言葉の奥には、先人たちの知恵や感性が隠されています。
語源を知ることで、その先人たちが遺してくれた“知的財産”を譲り受けることができます。その知恵は、確実に現代社会に活かすことができます。

葬儀業界に携わる人間は、その土地の古い慣習に左右されがちですが、その意味さえ把握していれば理解もできます。
ジャンルにこだわることなく日常の生活の中から面白そうなものを提供させていただこうと思います。

袈裟と御布施

袈裟はサンスクリット語カサーヤ(赤褐色の意)の音訳で僧侶が身にまとう 法衣のこと。

人からもらったり捨てられた布の断片を継ぎ合わせてできており糞掃衣(ふんぞうえ)ともいう。布を長方形に裁断し田の形(田相)に縫い合わせる製法は戒律の規定に拠る、それには五条、七条、などがある。

御布施は僧侶へのお礼。本来は布を施すことだが現代では金品などを用いる
※一条→長い布二片と短い布一片を組み合わせたもの。

書き入れ時

商売が繁盛して利益が上がる時期。では何に書き入れたのでしょうか?

答えは「帳簿」です。つまり、頻繁に利益を帳簿に書き入れる時期です。
知慧と工夫でジャンジャン書き入れて下さい・・・・・!