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「娑婆」はサンスクリット語の“サハー”の音訳語で、語源の関しては諸説ありますが、一般には「耐え忍ぶ」といった意味の動詞語根の“サフ”からつくられたとされています。
“サハー”は「忍土」「堪忍土」「忍界」などと意訳されています。 仏教はこの世界は苦しみの多い土地であって、われわれはこの世界(娑婆)にあってはじっと苦しみに耐えながら生きなくてはならない、と教えています。
それが「娑婆」の意味ですから、「娑婆の空気はうまいなあ…」とはいかないはずです。 映画やドラマなどで「娑婆の空気は…」と一般的(?)にも使われるようになってますよね。
下記の世界の七不思議で現存するのはどれでしょう?
古代世界の七不思議と言われているものがあります。
1. エジプト、カイロ郊外ギザのピラミッド(B.C.2550年頃)
2. バビロンのセラミスにある空中庭園(B.C.600年頃)
3. オリンピアのゼウス像(フェイディアス作と伝えられるB.C.450年頃)
4. エフェソスのアルテミス神殿(B.C.290年頃)
5. ハリカルナッソスのマウソロス陵墓(B.C.350年頃)
6. ロードス島の巨人像(太陽神ヘリオスを表した青銅巨像B.C.290年頃)
7. アレクサンドリアの大灯台(B.C.250年頃)
この場合の「不思議」は想像を絶した建造物ですが不思議な自然現象を集めて何々の七不思議とすることもあります。
仏教語としての「不思議」は正しくは「不可思議」でサンスクリット語の“アチントヤ” を訳したものです。 「不可思議」は文字どおり、「思議できない」ことで、それを推量することも、また言葉で表現することもできないものをいいます。たとえば、仏の悟りの境地がそうであるように悟りの境地は思議できません。したがって、私たちは、教えられたとおりを信じるしかないのです。
それが、仏教でいう「不可思議」「不思議」なのです。